令和7年度 第4回講演会を実施しました。

主 催(一社)神奈川ビルヂング協会 教育啓発委員会
日 時令和7年10月16日(木)10:00~11:45
会 場神奈川中小企業センター13階 第2会議室
講 演賃貸オフィスビル市場の動向
・2025年の横浜ビジネス地区の最新状況/これからの横浜ビジネス地区の見通し 等
講 師三鬼商事(株)横浜支店 支店長 早川 智之 氏
 当日出席43名(申込48名)
 ①レジュメ
②2025年 賃貸オフィスビル市場の動向
内 容・資料に基づき、詳細内容を含め説明された。

1全国のオフィスビル市況 2025年8月時点
:全国比較、東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡、横浜
(対前年同月比)・平均空室率は、マイナス傾向で良好。・平均賃料:プラスの方向で良好。


2東京ビジネス地区のオフィス市況
・調査対象:・地区:主要5区。基準階面積:100坪以上。
・ビル数:2,584棟。
・延床面積:約14百坪。貸室面積:約8百坪。
・2025年8月時点:空室率2.85%、平均賃料21,027円
・平均空室率の推移、募集面積と成約面積の推移、地区別平均の推移
・稼働状況、入手契約件数の比較、コロナ禍での縮小、アフターコロナの働き方のイメージ
オフィスの見直しのフェーズ、テレワークの活用、職制の変化、地方ワーカーの増加、大規模再開発


3.横浜ビジネス地区のオフィスビル市況
・横浜ビジネス地区 主要4地区:
関内、横浜駅、新横浜、みなとみらい21
延床面積500坪以上、統計対象棟数432棟、延床面積約152万坪、貸室面積約92万坪
・2025年8月時点:空室率5.91%、平均賃料13,050円
・平均空室率の推移、募集面積と成約面積の推移、地区別平均の推移
・稼働状況、入手契約件数の比較、ビジネス地区の動き 


4.川崎、本厚木地区のオフィスビル市況
・川崎駅前地区 平均空室率の推移、川崎駅周辺地区の平均賃料の推移
川崎駅周辺は、物件が少、大型ビルは東京と比較し入居の流れ。
・本厚木駅周辺地区 平均空室率の推移、平均賃料の推移 


5.横浜ビジネス地区の2025年以降 竣工・予定ビル
・新築ビル供給量(延床面積)
・具体な案件:みなとみらい21地区、新横浜地区、関内地区
・関内地区、横浜駅地区などの賃料は、下限値が上がっている、いずれ上限値も上がる傾向。
マーケットは堅調。今後、関内駅前周辺の開発動向に注目したい。
また、新横浜地区もテナントの動きは多く、空室は減少傾向。
・みなとみらい21地区のビル建設も終盤で、テナント入居も徐々に決定し、兆しは良い。
空室率は高いが、テナント動向も良く、市場は落ち着いている。


6.質疑応答:
・共益費の動向について。
・建設コスト上昇の影響とレジデンス増について。




以上

記録:(事務局)一般社団法人 神奈川ビルヂング協会 事務局長 塚田 洋一

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