令和5年度 第5回 講演会 実施概要

主催(一社)神奈川ビルヂング協会 教育啓発委員会
開催日時令和5年12月8日(金)14:00~16:00
会場神奈川中小企業センター 13階 第1会議室
講 演アフターコロナにおけるオフィスビルの最新課題を考える
講 師(一社)日本ビルヂング協会連合会 事務局 金子 衛 様
参 加16社、22名
概 要・映像を見ながら、ご説明、・資料:講師より提供資料を配付
1-コロナ禍のビル業界を振り返る
2-オフィスビル市況とテナントの需要動向
3-働き方の多様化に対応するワークプレイス
4-オフィスワーカーの快適性向上を図る
内 容1.コロナ禍のビル業界を振り返る
・コロナ禍のもと自粛の動きが広がる。
・当連合会は2020年5月29日「ビル事業における新型コロナウィルス感染症、感染拡大予防ガイドライン」を交換
・当連合会は「新型コロナ感染症対策に関する緊急アンケート調査」を実施
・ビル経営センターでは2020年9月29日、町田弁護士により「新型コロナウィルスによる法定課題」というオンラインセミナーを急遽開催
・ビル協会の定期総会行事にも影響、 ・2023年5月から新型コロナによる自粛は個人判断に
・当連合会は2023年5月8日「ビル事業における新型コロナウィルス感染症、感染拡大予防ガイドライン」を廃止


2.オフィスビル市況とテナントの需要動向
・2023年度と2025年度にオフィス大量供給の山がある(東京)
・オフィス空室率は比較的高い水準で小幅な動きを繰り返し(東京)
・募集賃料は坪28,000円前後で推移し、横ばい(東京)
・オフィス「拡張したい」の割合が「縮小したい」の2倍
・テレワークから出社の流れが顕著も出社・在社のハイブリット定着
・出社率増加により、30%超がオフィスを手狭と感じている
・会議室不足は、ハイブリット定着により出社時の対面重視のため
・在宅勤務は漸減も高止まり、サテライトオフィスは順調に増加
・テナントは、セキュリティ・衛生管理・耐震性能など安全安心を重視


3.働き方の多様化に対応するワークプレイス
・コロナ禍でフルタイムワークからハイブリットに加速
・センターオフィスの魅力づくりとサテライトやワーケーションなど選択肢の多様化という両極が求められている
・働き方改革はコロナ禍以前から重要課題であった
・わが国の生産年齢人口は減少、他の先進国と比較しても顕著
・わが国の労働生産性は他の先進国と比較して低く、その差が拡大
・オフィスの働き方を見直すべき理由
・かつてオフィスは対抗島型が多かったが、プライバシー制約、気が散る
・ABWがコロナ禍で普及加速、 ・ABWの提言がかなり現実化
・事例1―三菱地所の取組:ワーケーションは6拠点
・事例2―ザイマックスのサテライトオフィス「ZXY」
・事例3―世界一集中できるワークスペース「Think Lab」
<特集 神山町の奇跡>


4.オフィスワーカーの快適性向上を図る
・「Well-Being」重要なキーワード、取り組む6つの視点、詳細
・CASBEEウエルネスオフィスの概要
・事例1-コワーキングスペース
・事例2-京都・けいはんな学研都市の実証実験
・事例3-表賛同「ミナガワビレッジ」

◇質問等は、特になし。


(事務局)一般社団法人 神奈川ビルヂング協会 事務局長 塚田 洋一

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