令和5年度 第4回 講演会 実施概要

主 催(一社)神奈川ビルヂング協会 教育啓発委員会
日 時令和5年11月20日()14:00~16:00
会 場産業貿易センター 地下1階 会議室
出 席当日出席27名(申込36名)
講 演「横浜のオフィス市場の動向」
・2023年の横浜ビジネス地区の最新状況
これからの横浜ビジネス地区の見通し 等

講師:三鬼商事(株)横浜支店 支店長 早川 智之 氏
資 料 ① レジュメ  ② 横浜・2023年 オフィスビル市況
【内容】・資料に基づき、詳細内容を含め説明された。

1-全国のオフィスビル市況 2023年9月
全国比較、東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡、横浜
(対前年同月比)・平均空室率は、概ね昨年と同じ。・平均賃料:東京は若干DN。ほかは若干UP。

2-横浜ビジネス地区のオフィスビル市況
・横浜ビジネス地区 主要4地区:関内、横浜駅、新横浜、みなとみらい21
延床面積500坪以上、統計対象棟数425棟、延床面積約146万坪、貸室面積約90万坪
・2023年9月時点(前年同月比):空室率6.92%(UP)、空室面積61,974坪(UP)、平均賃料12,611円(UP)
・平均空室率の推移、募集面積と成約面積の推移、地区別平均の推移
・空室のあるビル比率、入手契約件数の比較、ビジネス地区の動き

3-川崎、本厚木地区のオフィスビル市況
・川崎駅前地区 平均空室率の推移、川崎駅周辺地区の平均賃料の推移
・本厚木駅周辺地区 平均空室率の推移、平均賃料の推移

4-2023年以降 竣工・予定ビル(横浜)
・新築ビル供給量(延床面積)、 ・具体な案件:みなとみらい21地区、新横浜地区、関内地区

5-本日のまとめ
・横浜ビジネス地区は、賃料の割安感のあるエリアで中小オフィスの引き合いが堅調。横浜駅エリアでは駅前業種の引き合い多い。大型テナントの動きは少なく、秋意向、引き合いは増えつつある。
・みなとみらい21地区の新規ビルに少しずつ引き合いが増え、今後の市場動向に注目が集まる。
・コロナの影響が一番大きかった武蔵小杉は、空室率も落ち着いてきた。川崎駅周辺は、まだ難しい市場の中、来年は川崎市の解約が続く。中小オフィスの引き合いは少なくなく、大型テナントの動向が気になる。

6-質疑応答
Q1-賃料の値上げは? 
A1-元々低い賃料を上げる話はあるが、コロナ影響で上げる状況は聞かない。
Q2-東京の供給が多い状況で、横浜のテナント誘致への影響は?
A2-東京と横浜は競合していない。東京の需要動向の次に横浜で、横浜支店や横浜立地への希望による。


以上

(筆 事務局)一般社団法人 神奈川ビルヂング協会 事務局長 塚田 洋一

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