令和5年度 第2回 講演会 実施概要

主催(一社)神奈川ビルヂング協会 教育啓発委員会
開催日時令和5年9月27日(水)14:00~15:30
会場神奈川中小企業センター 13階 第2会議室
内 容「SDGs対応とビル事例などについて」
講 師㈱ザイマックス不動産総合研究所 主任研究員 鎌田 佳子 様
参加会員限定。無料。出席24名。
(申込28名。50名席を空けた配置)
概要1-事務局:注意事項、進行の説明、講師のご紹介
2-講演会(映像,資料により講演,調査分析データを基に説明)
・講師の自己紹介、所属の会社概要説明

①ビルを取り巻く環境変化:
・脱炭素に向けたトレンド 
・脱炭素化した社会のイメージ 
・脱炭素に向けた建築物のロードマップ 
・ビルの竣工年でみるエネルギー性能 
・エネルギー性能での不動産の格付け

◇オフィスニーズの変化・多様化:
・働く場所の変化(出社率)実態と意向の経年変化、従業員別データ、テレワークの実態、 
・オフィス面積の変化:在籍人数、面積の変化、拡張意向の理由、ワークプレイス戦略の見直し 
・オフィスビルへのニーズ 
・ビルを取り巻く環境変化

<休憩:10分>

②SDGsとビルへの施策:
◇ビルに関する要素:
・SDGsとは?
・ビルに関するESGの要素
◇自然環境への配慮:
・環境に配慮した建物(ZEB)
・環境に配慮した電力(再生可能エネルギー)
・環境に配慮した建物(不動産に関わる主な環境認証)
・総合型環境認証の評価項目
◇利用者への配慮:
・利用者が快適満足と思える環境
・関心の高いESGの要素
・オフィス選びにおける建物設備の重要度(空調設備、設備やスペース、共用部、災害対策、省エネ環境配慮、維持管理)
・関心度にテナントとビルオーナーとのギャップのある設備(非常用発電設備、無停電電源設備、コミュニケーション・リフレッシュスペース、アメニティの充実、シェアオフィス・サテライトオフィスの誘致や自社での開設)
・ESGに関心の高い企業
③選ばれるビルを目指して~事例紹介~:
・エネルギーコストの上昇
・既存ビルのZEB化(スケジュール、調査/設計/実施/運用、改修のきっかけ(原因:空調/温度/日射)、改修前と改修計画、ZEB化改修の効果、既存ビルの大幅な省エネ化(費用と効果、耐震強化、弱点の克服、テナントの満足度向上、防災、オーナーのこだわり)、働き方・働く場所への対応、
・コミュニケーション・リフレッシュへの対応、
・神戸の事例、名古屋の事例、福岡の事例、東京都の事例、
・災害・情報共有への対応。

3-質疑応答
◇最近のコロナ感染対応の分類と対応の考えは?
→2015年に採択されたSGDsでは、災害等の分類、新たな要因対応が必要。

◇実際、コロナ感染対応は、ハードな対策だけで無く、テナントや行政等との 連携、協力が必要で、ソフトな体制の必要性を痛感したが。
→ソフトな対応も盛り込む必要がある。地域との関わりも良好な事例があります。

◇改修など補助金の具体な事例は?
→国、地方の行政による支援の仕方があり、多様な詳細改修内容により対象に補助があるが、今日は具体なデータが無くご了解願いたい。(事務局から:横浜市に聞き、補助資料を入手したら、ご連絡する)
  

記録者:事務局長 塚田 洋一

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