2023.10.07
令和5年度 第2回 講演会 実施概要
主催 | (一社)神奈川ビルヂング協会 教育啓発委員会 |
開催日時 | 令和5年9月27日(水)14:00~15:30 |
会場 | 神奈川中小企業センター 13階 第2会議室 |
内 容 | 「SDGs対応とビル事例などについて」 |
講 師 | ㈱ザイマックス不動産総合研究所 主任研究員 鎌田 佳子 様 |
参加 | 会員限定。無料。出席24名。 (申込28名。50名席を空けた配置) |
概要 | 1-事務局:注意事項、進行の説明、講師のご紹介 2-講演会(映像,資料により講演,調査分析データを基に説明) ・講師の自己紹介、所属の会社概要説明 ①ビルを取り巻く環境変化: ・脱炭素に向けたトレンド ・脱炭素化した社会のイメージ ・脱炭素に向けた建築物のロードマップ ・ビルの竣工年でみるエネルギー性能 ・エネルギー性能での不動産の格付け ◇オフィスニーズの変化・多様化: ・働く場所の変化(出社率)実態と意向の経年変化、従業員別データ、テレワークの実態、 ・オフィス面積の変化:在籍人数、面積の変化、拡張意向の理由、ワークプレイス戦略の見直し ・オフィスビルへのニーズ ・ビルを取り巻く環境変化 <休憩:10分> ②SDGsとビルへの施策: ◇ビルに関する要素: ・SDGsとは? ・ビルに関するESGの要素 ◇自然環境への配慮: ・環境に配慮した建物(ZEB) ・環境に配慮した電力(再生可能エネルギー) ・環境に配慮した建物(不動産に関わる主な環境認証) ・総合型環境認証の評価項目 ◇利用者への配慮: ・利用者が快適満足と思える環境 ・関心の高いESGの要素 ・オフィス選びにおける建物設備の重要度(空調設備、設備やスペース、共用部、災害対策、省エネ環境配慮、維持管理) ・関心度にテナントとビルオーナーとのギャップのある設備(非常用発電設備、無停電電源設備、コミュニケーション・リフレッシュスペース、アメニティの充実、シェアオフィス・サテライトオフィスの誘致や自社での開設) ・ESGに関心の高い企業 ③選ばれるビルを目指して~事例紹介~: ・エネルギーコストの上昇 ・既存ビルのZEB化(スケジュール、調査/設計/実施/運用、改修のきっかけ(原因:空調/温度/日射)、改修前と改修計画、ZEB化改修の効果、既存ビルの大幅な省エネ化(費用と効果、耐震強化、弱点の克服、テナントの満足度向上、防災、オーナーのこだわり)、働き方・働く場所への対応、 ・コミュニケーション・リフレッシュへの対応、 ・神戸の事例、名古屋の事例、福岡の事例、東京都の事例、 ・災害・情報共有への対応。 3-質疑応答 ◇最近のコロナ感染対応の分類と対応の考えは? →2015年に採択されたSGDsでは、災害等の分類、新たな要因対応が必要。 ◇実際、コロナ感染対応は、ハードな対策だけで無く、テナントや行政等との 連携、協力が必要で、ソフトな体制の必要性を痛感したが。 →ソフトな対応も盛り込む必要がある。地域との関わりも良好な事例があります。 ◇改修など補助金の具体な事例は? →国、地方の行政による支援の仕方があり、多様な詳細改修内容により対象に補助があるが、今日は具体なデータが無くご了解願いたい。(事務局から:横浜市に聞き、補助資料を入手したら、ご連絡する) 記録者:事務局長 塚田 洋一 会員の皆さまは下記の会員専用ページにて動画を視聴することができます。 会員専用ページはこちら |